京都大学教授の山中伸弥さんがノーベル医学生理学賞を受賞されました。
山中伸弥さんが受賞されたのは、「ISP細胞の研究」で、まだ実現されてはいないものの、難病の原因解明や治療、新薬開発につながると期待されているものです。

受賞した山中伸弥教授が語るには、「大きな可能性はあるが、役立つ所まで来ていない」とのことで、「まだ受賞できるとは思っていなかった」とのことです。

しかし、それでもノーベル賞を受賞したということで、「家族も私もピンとこず、ぼうぜんとした。80を超えた母に報告できたことが本当によかった」と受賞の喜びを語っておられます。

臨床医であった山中伸弥教授は、患者への思いが深く、研究成果を待ち望む難病患者に対して、「たくさんの人が一生懸命研究している。苦しいと思うが、希望を捨てずにいてほしい」と呼び掛け、最初の成果が米科学誌に掲載されてから6年あまりという異例のスピード受賞であったようです。

ISP細胞の研究にとって、じつに大きな成果ですが、しかし、実はこのISP細胞の研究には、なかなか研究費と言うものがおりずに、山中伸弥さんが資金集めというものに、かなりの苦難を強いらされたそうです。

なかなか、資金集めがうまくいかないために、わざわざ京都マラソンを完走したら、投資してもらえるようにインターネットで呼びかけ、研究に必要な資金を集めたの事です。

当初は、民間からの寄付金が集まらずに、趣味のマラソンを利用しての異例の資金集めであったようですが、これが功を奏して、かなりの研究費が集まったとのことです。

こうした涙ぐましいエピソードのおかげで今回の受賞に至ったと思うと、何とも胸が熱くなりますが、しかし、同時に、国は一体何をしていたんだという批判が早くも巻き起こっているようです。

これからは無事に研究費が下りて、今以上に素晴らしい研究がされていくように願うばかりです。