先日放映されたフランス国営テレビの番組でサッカー日本代表GK、川島永嗣選手を福島第1原発の事故と関連づけ、あたかも4本の腕があるかのような画像を用いて、番組中に流した件でフランス2のジャン・レベイヨン社長は、謝罪を日本に伝えました。

日本大使館が抗議しレベイヨン社長は、「おわびの意」を表する謝罪文を日本側に送りました。

先日の13日国営テレビであるフランスのバラエティー番組で有名な「オン・ネパ・クシェ」の番組で、12日に開催されたサッカー国際Aマッチの試合で活躍し好セーブを連発した川島永嗣選手の4本腕がある合成画像を前にして、司会者は「福島の原発事故のせいだ」とコメント。

レベイヨン社長はフランスを滞在中の玄葉光一郎外相に対し「日本と原発事故の被害者を侮辱した意図はない。敗れた仏代表をからかう為だった。」と説明しました。

16日の日仏外相の対話でも話題に出た様で、玄葉外相はファビウス外相に「あの放送は、日本で報じられている」とのコメントをし、ファビウス外相は「気分を悪くされた方々には大変申し訳ない」と表明したとのことです。

川島永嗣選手がテレビ番組の写真の件で会見

この件に関して本人川島永嗣(29=スタンダール)が現地で自ら望んで会見を開きました。
語学が堪能と言われている川島選手、会見は英語で行われたようです。

川島は「冗談では済まない。現地では家族を失った人たち、そして未だに自宅に帰れない人たちが居る。」と話しながら、涙目になりこう繋ぎました。

「きっちりと主張して、どう思っているかを伝える義務があります。」

この真剣な川島の気持ちがフランスの国営放送の司会者に伝わることを期待したいですが、司会者のローラン・リキュエ氏は自身の発言に批判があることに対して「ばかげた議論だ」と一蹴したそうです。

「コメディアンが自由な表現を出来るフランスという国を誇りに思うべきだ」と言い放ったとのことで、司会者としての資質が疑われます。