アベノミクスとは、安倍晋三首相による経済政策のことで、円高デフレからの脱却、名目3%以上の経済成長の実現を掲げています。

アベノミクスという造語は、米レーガン大統領の政策がレーガノミクス(レーガン+エコノミクス)にちなんで作られたもので、語源は「安倍+エコノミクス」が由来となっています。

アベノミクスの具体的政策内容
2%のインフレ目標
円高の是正
政策金利をマイナスにする
無制限の量的緩和
大規模な公共投資(国土強靱化)
日本銀行の買いオペレーションによる建設国債の引き取り
日本銀行法改正

大胆な金融緩和による円安について、輸入している食料品の価格が値上がりし、生活が苦しくなるとの批判が一部でなされています。

現在は1ドル80円~90円ほどですが、5年ほど前は1ドル110円~120円ほどでした。この頃、輸入食品の価格が高騰し生活苦になったというニュースはありませんでした。逆に、例えばトヨタ自動車は、ドル円レートで1円円安になるだけで400億円も営業利益が増加するといわれています。

また、日銀に2%のインフレ目標を飲ませたことで、今年最初の取引となった4日の日経平均株価も値上がりし、1万700円台をつけています。
もっとも塩漬け株(処分すると損失がでるため長期保有状態になっている株)が徐々に回復しつつあるだけとの見方もできますが、実際の経済政策はまだ動き始めたばかりなのにここまで回復するのは、市場がアベノミクスに大いに期待しているからだと考えられます。

公共事業により国の借金がさらに増えることに対する批判もありますが、高度成長期のインフラにメンテナンスが必要となっており、震災への備えとしてやらなければならない側面もあり、経済学的に見てもデフレ不況下における内需の拡大は妥当な政策といえます。

アベノミクスによる金利の上昇に対する批判もありますが、株価が上昇すると株を購入するために国債は売られることになるので、ある程度は避けられない側面があります。金利の上昇により悪性のインフレを招かないよう、実体経済を活性化できるかがアベノミクス成功の鍵になっているといえます。